カテゴリー: REIT
エネクス・インフラファンド(9286)から分配金が入金されました 利益超過分配金が半分以上です
エネクス・インフラファンド(9286)から第3期の資産運用報告書が届きましたので、ご紹介したいと思います。 現在、上場しているインフラファンドは7銘柄ありますが、エネクス・インフラファンドは私の中ではNo.1評価です。上場時5物件でスタートし、2020年1月に長崎の発電所、2020年12月に三重(松阪)の発電所を追加しまして、現在は7物件で構成されています。7件全て太陽光発電所で資産規模(取得価格ベース)は約587億円です。これは上場インフラファンドで最大となっています。次期(第4期)取得した三重(松阪)の発電所が約402億(ポートフォリオの7割を占めています)で一気にトップへ躍り出ました。調達価格は32円~40円です。正直、松阪一本足打法ということ以外にあまり特徴はありません。「強力なパイプラインサポートで、風力や水力発電施設も組み合わせたバランスのとれたポートフォリオ構築を目指す」としていますが、風力はまだしも、水力なんてほっとんど無いのに、カッコよいことを言わないで欲しいですね。
積水ハウスリート(3309)から分配金が入金されました 私の一番好きなリートです
積水ハウスリート(3309)から分配金が入金されました。私の大好きなリートで、5段階で「A」評価です。
少なくともオフィスビルのラインナップでこのリートに勝てるリートは無いでしょう。ラインナップに穴がありません。どれを他のリートに組み込んでも主力を張れる物件ばかりです。
今期の分配金は公表予想値より+21円となりました。ただ、今期のホテルの収益は2019年の実績によるものです。コロナの影響はこれから出てきます。インバウンド需要がすっかりなくなり、たとえリッツカールトンと言えどもホテルは厳しいです。特に第14期は2物件とも収益連動賃料がゼロになる前提で、NOIは2.6%になる見込みです(今期は4.1%でした)。現時点では内部留保を取り崩して安定した分配金を出してくれるようです。
森トラスト総合リート(8961)から分配金が入金されました 東京汐留ビルディングの時価が大幅下落
森トラスト総合リート(8961)から分配金が入金されました。ポートフォリオの30%以上を占める東京汐留ビルディングは入居しているソフトバンクが竹芝へ移転するため、投資口価格が低迷しています。ある意味今はチャンス目です。2021年のNISA枠で積極的に購入して良いリートと言えるでしょう。マスターリースの固定賃料が低いためからか、東京汐留ビルディングの期末の算定価額が前期比で220億(1340億→1120億)も下落しています。間違っても東京汐留ビルディングを安値で森トラストに売却するようなことにはならないことを願っています(リートから安値で取り上げないでください。)。本リートの爆弾は実は「新橋駅前MTRビル」だと私は考えています。ヤマダ電機系に一括で賃貸していますが、あの店舗は赤字でしょうからいつか解約されるでしょう。あのビルを良い賃料で埋め戻すのは結構大変だと思います。新橋駅の線路を挟んだ逆側の「A-PLACE 新橋駅前」は東急不動産が安値でアクティビアリートから取り上げた実績があります。