定年延長の何故

前回、そもそも今に限らず昔も「企業には生産年齢の男女全員を昔の正社員の待遇で雇う体力はありません」と申し上げました。

 

前回の記事はこちら→派遣社員の正社員化は可能なのか

 

 

正社員の数を増やすためには、日本経済自体を大きくして、正社員の椅子の数自体(雇える社員の数)を増やす必要があります。

 

 

雇用の流動化(リソースの適切配置・配分)による日本経済の活性化。

 

 

これによって日本経済自体が大きくならないと椅子(雇える社員の数)は増えないのです。

 

 

しかし、残念ながら雇用の流動化=安易なリストラという結びつけがなされてしまうため、一向に雇用の流動化が進まないと申し上げました。。

 

 

皮肉なことに、弱者(例えば派遣社員)のために流動化をしようとしても、むしろ弱者が「雇用の流動化反対!」となってしまっています。

 

 

今回はもう1つ私Riricoが不思議に思うことを書いてみたいと思います。

 

 

それは「定年延長」です。

 

 

大分前、定年は55歳でした。それが60歳定年になり、長らく定年=60歳だったと思います。

 

 

Riricoの中では未だに定年と言われると60歳が思い浮かびます。

 

 

それが何だか最近は60歳を過ぎても働いている人が多くなってきた気がします。

 

 

働いているといっても多くの人は再雇用などで、60歳以前より大幅に給与は削減されているようですが、それでも徐々に改善されてきています。

 

 

 

企業の中には65歳定年を既に導入していて、65歳以降も雇用するなんてケースもあるようです。

 

 

Riricoは50歳でリタイアしたいっていうのに、どんだけ働きたいねん!って感じです笑

 

 

 

そこで疑問に思うのが、そもそも何で定年延長するの?っていうことです。

 

 

ほとんどの仕事は無くなるとかも耳にしますし、未来にそんな仕事あるんですかね!?

 

窓際族を増やすつもりですか?

 

 

勿論、長く働きたい!って人もいるのでしょうが、サザエ症候群って有名だし、仕事Loveなんて人は本当にいるのか!?

 

 

 

 

20歳で働き始めて40年間働いて、そこから20年間ゆっくりして80歳で死んだとしても

 

 

 

人生の半分は働いているわけで、そんなに責められなくても良いと思うのは私だけでしょうか。

 

 

 

30歳でも既に記憶力が落ちたなーって感じる私からすると、60歳になったら、ほとんど毎日忘れ物してしまうのではないかと不安で仕方ないのです。

 

 

 

「やばい、アポ忘れてたー」みたいなのが社内のそこかしこで起こらないのかしら。

 

 

会議室行ったら、半分は会議忘れてたみたいにならないのかな。

 

半分しか集まらないのがニューノーマルになっているのかな。

 

 

 

冗談はさておき、この定年延長は労働者だけが希望しているというより、国からも企業に対して要請しているようなんですね。

 

 

と、言うのも年金の支給年齢がどんどん引き上げられていく見込みなので、年金支給が70歳からになると、

 

 

60歳で会社を辞めて無収入になって、そこから10年間無収入になってしまう人が困ってしまうということのようです。

 

 

ただ、前回も申し上げたように、企業には生産年齢の男女全員を正社員の待遇で雇う体力はないんですね。

 

 

それと同時に日本では、今いる正社員を気軽にリストラも出来ないわけですね。

 

 

じゃあどうするかというと、みんなの待遇を少しずつ悪くするわけです。

 

 

具体的には昇給の幅を縮小して賃金の上昇カーブを今よりなだらかにするわけです。

 

 

 

今まで毎年4月になると月給が5千円UPしていたRiricoも、月給が2,500円しかUPしなくなるわけです。

 

 

 

それはそうですよね、だって企業としては人件費に割ける金額っているのは決まっているわけですから。

 

 

社員40人の会社Aがありました。総人件費は1,000万円でした(25万円/人)。

 

 

毎年1人が定年退職していました。

 

 

その会社の定年を5年延長すると、5年後には社員が45人になっているわけです。

 

 

企業自体が拡大しないかぎり基本的には総人件費は一定なので1,000万円を45人で割ると22万円/人になってしまうわけです。

 

 

定年延長というと長い間働ける!沢山稼げる!と感じる方もいるかもしれませんが、基本的には労働者としては損なんです。

 

 

 

これまで20歳から60歳で100稼げたのに、20歳から65歳まで働いて103にしかならないわけです(ここでは分かり易く極端に言っています)。

 

 

 

確かに貰える総額は増えますが、人生の選択肢は確実に減ります

 

 

雇用が益々硬直化するやん。って感じです。

 

 

 

どうでしょう、50歳までにリタイアしてやるぞ!っていうモチベーションが湧いてきませんか!?

 

 

さて、この定年延長ですが、一番不思議なのが、労働者(弱者)の味方っぽい人が企業に対して定年延長を要求してくれていたりするわけですね。

 

 

Ririco的には余計なことせんといてくれ!って感じですが。

 

 

私が経営者なら「よっしゃ、そこまで言うなら定年延長したる!その変わり賃金の上昇カーブはなだらかになるで!ほな、今まで以上に頑張ってくれ!」となりますね。

 

 

 

弱者の味方っぽい人(嫌味です)は派遣社員の正社員化を求めながら、定年延長を求め益々雇用を硬直化させるという不思議な状況です。

 

 

せめて定年延長をするなら、制度として役職定年を設けるとか、組織の新陳代謝が起こるようにしないと

 

 

年寄り世代が職にしがみつき、若手の職を奪ってしまうことになりかねません。

 

 

若者の夢や希望を奪ってしまうことになり、日本全体が沈んでしまうことになりかねません。

 

 

高齢者を守るためにも、給与やポジションがもっと若手にシフトすることを願います。

 

 

残念ながら今の日本で世界で戦える新興企業はソフトバンクくらいしかなさそうですが、ソフトバンクでさえ叩かれる日本では

 

 

どんなに頭の良い人がリーダーをやっても未来は厳しいですかね!?(アベノミクスがどうだとかいうレベルではなくもう詰んでしまった感があります焦)。

 

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